下のほうにあるリストにあるものがアルツハイマー型認知症で妻が処方されたものでした。
この型の認知症で処方されるものとしてはごく一般的な薬と思います(アルツハイマー型認知症で認証されている薬は限られている)が、使用の際には主治医とよく相談されることをお勧めします。
個人的な感想としては妻の場合、これらの薬のほとんど効かなかったのではと思います(恐ろしいほどのスピードで症状が悪化していった)。ただし体が一つしかない以上、実際薬が効いているのか効いていないのか確認するすべはありませんでした。
youtubeで認知症専門の先生はこれら下にある薬は興奮させるものと抑えるものがあると言っていました。つまり徘徊するような時に興奮する薬を与えれは余計症状が悪化するそうです。
こういう時は落ち着かせる薬を与えるべきと。
逆に落ち込んでいる時は気持ちを高揚させる薬を与えると随分と症状が良くなるらしい。
この話は当時全然知らなくて徘徊でホトホト困っていたのですが、何も知らないので余計興奮する薬を与えていたようでした。
しかも先生の話では認知症の医者もよくわかっていない事が多いと言っていました。
この事からも薬はただ与えるのではなく、一体どういう効果があるのか、どういうことが良くないのかしっかりとよく理解することが大変大事だと思いました。
ともかくも患者をよく観察し主治医とよく相談するのが良いと思います。
これらの薬は1か月1万円くらい掛かっていたと思います。もちろん人によって異なります。
ドネペジル (アリセプト)
この薬は、軽度から重度のアルツハイマー型認知症の症状を改善するのに効果があります。
- 特徴: ドネペジルはアセチルコリンエステラーゼ阻害薬であり、脳内のアセチルコリンの分解を抑制することにより、神経伝達を改善します。
長所
- 認知機能の改善: 記憶力、注意力、判断力、言語能力の向上に効果があります。
- 行動および心理症状の緩和: 一部の患者では、興奮、不安、幻覚などの行動および心理症状の改善に寄与することがあります。
- 広範な適用: 軽度から重度のアルツハイマー型認知症に対して使用されており、治療の第一選択薬として広く認知されています。
短所
- 副作用: 消化器系の問題(嘔気、嘔吐、下痢)、頭痛、不眠、筋痙攣、食欲不振などの副作用が見られることがあります。
- 効果の個人差: 効果には個人差があり、すべての患者に同じように効くわけではありません。
効果がある症状
- 認知機能の低下: 記憶力、注意力、判断力、言語能力の低下に対して効果があります。
- 行動および心理症状 (BPSD): 一部の患者では、興奮、不安、幻覚、妄想などの行動および心理症状の改善に効果があります。
気を付けること
- 用量の調整: ドネペジルの開始時には低用量から始め、徐々に増量することが推奨されます。副作用が出た場合は医師と相談し、適切な用量に調整します。
- 定期的な医師の監視: 定期的に医師の診察を受け、副作用や効果を確認することが重要です。
- 併用薬の確認: 他の薬と併用する場合、相互作用に注意が必要です。特に、他のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬や抗コリン作用を持つ薬との併用には注意が必要です。
- 食事の影響: 一部の患者では、食事と一緒に服用することで消化器系の副作用を軽減できることがあります。
ドネペジルは、アルツハイマー型認知症の治療において広く使用される薬であり、認知機能の改善に効果が期待できます。医師と相談しながら適切な用量とタイミングで使用することが重要です。また、治療を続ける中で副作用や効果を定期的にモニタリングすることが必要です。
リバスチグミン (エクセロン)
この薬は、認知機能を改善し、症状の進行を遅らせる効果があります。
- 特徴: リバスチグミンは、アセチルコリンエステラーゼおよびブチリルコリンエステラーゼの両方を阻害することで、脳内のアセチルコリン濃度を高め、神経伝達を改善します。経口剤と経皮パッチの形態があります。
長所
- 認知機能の改善: 記憶力、注意力、言語能力、日常生活動作の向上に効果があります。
- 行動および心理症状の緩和: 徘徊、攻撃性、不安、幻覚などの行動および心理症状の改善に寄与することがあります。
- 経皮パッチの利用: 経皮パッチは消化器系の副作用を軽減でき、毎日貼り替えるだけで済むため、服薬管理が容易です。
短所
- 副作用: 経口剤では消化器系の問題(嘔気、嘔吐、下痢)が多く、経皮パッチでは皮膚反応(かゆみ、発赤)が見られることがあります。
- 効果の個人差: 効果には個人差があり、すべての患者に同じように効くわけではありません。
効果がある症状
- 認知機能の低下: 記憶力、注意力、言語能力、日常生活動作の低下に対して効果があります。
- 行動および心理症状 (BPSD): 徘徊、攻撃性、不安、幻覚、妄想などの行動および心理症状の改善に効果があります。
気を付けること
- 用量の調整: リバスチグミンの開始時には低用量から始め、徐々に増量することが推奨されます。副作用が出た場合は医師に相談し、適切な用量に調整します。
- 定期的な医師の監視: 定期的に医師の診察を受け、副作用や効果を確認することが重要です。
- 経皮パッチの使用: 経皮パッチを使用する場合は、毎日同じ時間に新しいパッチを貼り、貼り替え時に肌を清潔に保つことが重要です。また、パッチを貼る場所を毎回変えることで皮膚反応を軽減できます。
- 併用薬の確認: 他の薬と併用する場合、相互作用に注意が必要です。特に、他のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬や抗コリン作用を持つ薬との併用には注意が必要です。
ガランタミン (レミニール)
この薬は、軽度から中等度のアルツハイマー型認知症に対して効果があります。
- 特徴: ガランタミンはアセチルコリンエステラーゼを阻害することで脳内のアセチルコリンの分解を抑制し、神経伝達を改善します。また、ニコチン性アセチルコリン受容体に対してアロステリックモジュレーターとして作用し、神経伝達物質の放出を増加させます。
長所
- 認知機能の改善: 記憶力、注意力、言語能力、日常生活動作の向上に効果があります。
- 行動および心理症状の緩和: 一部の患者では、不安、興奮、幻覚などの行動および心理症状の改善に寄与することがあります。
- 比較的安全なプロファイル: 他のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬と比べて、副作用が少ないとされています。
短所
- 消化器系の副作用: 嘔気、嘔吐、下痢、食欲不振などの消化器系の副作用が見られることがあります。
- 効果の個人差: 効果には個人差があり、すべての患者に同じように効くわけではありません。
- 用量依存性の副作用: 高用量での使用に伴い、副作用のリスクが増加します。
効果がある症状
- 認知機能の低下: 記憶力、注意力、言語能力、日常生活動作の低下に対して効果があります。
- 行動および心理症状 (BPSD): 一部の患者では、不安、興奮、幻覚、妄想などの行動および心理症状の改善に効果があります。
気を付けること
- 用量の調整: ガランタミンの開始時には低用量から始め、徐々に増量することが推奨されます。副作用が出た場合は医師に相談し、適切な用量に調整します。
- 食事の影響: 食後に服用することで消化器系の副作用を軽減できることがあります。
- 定期的な医師の監視: 定期的に医師の診察を受け、副作用や効果を確認することが重要です。
- 併用薬の確認: 他の薬と併用する場合、相互作用に注意が必要です。特に、他のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬や抗コリン作用を持つ薬との併用には注意が必要です。
- 腎機能および肝機能の監視: ガランタミンは腎臓および肝臓で代謝されるため、これらの機能が低下している患者では用量の調整が必要です。
ガランタミンは、アルツハイマー型認知症の治療において認知機能の改善と行動および心理症状の緩和に効果的な薬です。医師と相談しながら適切な用量とタイミングで使用し、副作用や効果を定期的にモニタリングすることが重要です。
メマンチン (メマリー)
中等度から重度のアルツハイマー型認知症の治療に使用される薬で、特に行動症状に対しても効果があるとされています。
- 特徴: メマンチンはNMDA受容体拮抗薬で、過剰なグルタミン酸による神経細胞の損傷を防ぎ、認知機能や行動症状の改善に役立ちます。
長所
- 認知機能の改善: 記憶力や注意力、言語能力の向上に効果があります。
- 行動症状の緩和: 徘徊、興奮、攻撃性、不安、幻覚などの行動および心理症状の改善に役立ちます。
- 副作用が少ない: 他の抗精神病薬に比べて、副作用が比較的少ないとされています。
短所
- 副作用: 頭痛、めまい、便秘、血圧上昇、疲労感などの副作用が報告されています。
- 効果の個人差: 効果には個人差があり、すべての患者に同じように効くわけではありません。
効果がある症状
- 認知機能の低下: 記憶力、注意力、言語能力の低下に対して効果があります。
- 行動および心理症状 (BPSD): 徘徊、興奮、攻撃性、不安、幻覚、妄想などに対して効果があります。
気を付けること
- 用量の調整: メマンチンの効果と副作用を見極めるために、徐々に用量を増やすことが推奨されます。
- 他の薬との相互作用: 他の薬と併用する場合、相互作用に注意が必要です。特に、他のNMDA受容体拮抗薬や利尿薬などとの併用には注意が必要です。
- 定期的な医師の監視: 定期的に医師の診察を受け、副作用や効果を確認することが重要です。
- 腎機能の監視: メマンチンは腎臓で排泄されるため、腎機能が低下している患者では用量の調整が必要です。
メマンチンは、認知症の進行を遅らせ、生活の質を向上させるために有効な薬です。特に徘徊などの行動症状に対しても効果が期待できるため、医師と相談しながら適切な用量とタイミングで使用することが重要です。





